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(おまけ)五料の茶屋本陣 お西の風呂場 - 群馬の観光や名物と上毛かるた

(おまけ)五料の茶屋本陣 お西の風呂場

『中仙道しのぶ安中杉並木』札画像『中仙道しのぶ安中杉並木』

 群馬県安中市松井田町の「五料の茶屋本陣」について、「お西」の土間に展示されていた古民具の記事を2回に分けて更新しました。

 実は、展示されていた古民具以外に注目したいものがもうひとつ土間にあります。写真も少ないので “おまけ扱い” の内容ですけども紹介してみますね(訪問は2015年4月)。

 本日紹介したいのは、今までに何度か登場しているコチラの写真……
土間から靴脱ぎ場とその奥の座敷を見た様子
の左端部分です。

 いったい何があるのか近寄った写真を紹介するとこんな様子。
靴脱ぎ場近くのパンフレット
このたくさんのパンフレットが………いえ、ごめんなさい、関係ないです。

 紹介したいのはもう少し左。全体が写るように少し引いて撮った写真をお見せします。
靴脱ぎ場の南側
何やら桶と案内が竹の上に置かれています。って、記事タイトルに『風呂場』って書いてるんだし、もったいぶってもしょうがないですね。

 近寄って証拠となる写真をパチリ。
風呂場のアップ
案内を丸々引用しておきます。

風 呂 場
この風呂場は、夏は竹の「すのこ」の上で、行水のようにして体を洗います。
冬は風呂桶を据えて、沸かした湯を入れ、水で適度にうめて風呂を使いました。
すのこの目から落ちた水は下に溜めて置き、人糞や尿を薄めて農作物への肥料に使うのです。
 一応情景は思い浮かびますが、実感として理解ができません。なんでだろう?壁がないからですかね。展示用に取り除いたんでしょうか。そんな風には見えないですけど。

「昔の人は入浴時に裸を見られることなんて気にしなかったんだよ」

 と、思いますよね。でもこのお西が寄贈されたのは1973年。寄贈の直前まで実際に暮らしていたかどうかは分かりませんが、江戸時代とかじゃなくもっと最近の話なんです。若い娘さんでもいたら、たいそう不便だったんじゃないでしょうか。

 などと考えながらパンフレットを眺めていたらこんな一文がありました。
『家族の居間などは江戸時代の再建当時(文化三年)に復原しましたが…』
なるほど、明治・大正・昭和と時代の変化に合わせて生活に関する部分を改修して暮らしていたんですね。当然「風呂場」も時代ごとに変化していたのでしょう。納得です。

 じゃぁ、この状態で風呂場が使われていたのは江戸時代あたりまで遡るのね、と納得しながら次に気になるのは『すのこの目から落ちた水は下に溜めて置き』の部分。どんな構造か気になりますが……
風呂場の下に注目
ちゃ~んと隙間があいていて覗けるようになっています。

 遠慮なく腰をかがめて確認してみましょう。
風呂場の下の溜め場所(1)
周りを囲っているのはコンクリートでしょうか。う~ん、さすがに江戸時代にコレはないですよね。当時は石積みとかでしょうか。まぁ、みんながみんな覗き込む訳でもないでしょうから、こんな場所まで再現する予算が組めなかったってことですかね。

 なんか上の方にピロピロと垂れ下がっているのが気になるので、もうちょっと奥までカメラを突っ込みます。
風呂場の下の溜め場所(2)
ピロピロよりも下に落ちている物の方が気になってしまいました。

 今、私も参照しながら記事を書いているこのパンフレットでしょうか。
「五料の茶屋本陣」パンフレット
いや、どうかなぁ~。

 拡大して向きを変えて比べてみると……
落下物とパンフレット比較
ビンゴ~!!(≧o≦)/
いや、まぁ、だからどうしたって話ですけどね。もう2年近く前の話なので、今でも残っていたら面白いなぁ~、なんて思ってみたんです。さすがに残ってないでしょうけど。

 続いて外から風呂場を見てみます。
外から見た風呂(1)
斜めに立てかけてある板を外して水を汲み上げたんでしょうか。

 隙間の所に近づいて確認。
外から見た風呂場(2)
あっ、中で見えたピロピロはこのノボリを石に縛り付けていることと関係ありそうです。ビニールひもの先端か何かかも知れませんね。

 日が傾きつつあったので、順光で明るく見える反対側から板の下を覗き込んでみます。
外から見た風呂場(3)
覗けませんでした(>.<)

 この日は確か閉館真際までねばってしまい、帰る時には受付の人と一言二言交わしただけでした。次の機会には余裕のある時間に「あそこの板って外れるんですか?」とかなんとか色々質問してみたいです。

 これでお西の土間はなんとか区切りが付きました。五月人形を中心に紹介した記事などと合わせると計8回五料の茶屋本陣について書いてきたことになります。でもまだ「上段の間」など奥の方の座敷もあれば二階もあります(二階はまた色々な展示品があるんです)。サクっと 「井伊の赤備」 を紹介しただけでお東もたっぷり残っています。「五料の茶屋本陣」全体の紹介が完了するのはいつになることやら……(^^;

◆五料の茶屋本陣

  • 所在地:群馬県安中市松井田町五料564-1
  • 電話:027-393-4790
  • 入館料:大人210円、子ども100円
  • 開館時間:
    • 冬季以外:9:00~17:00(入館は16:30まで)
    • 冬季(12~2月):9:00~16:30(入館は16:00まで)



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コメント
非公開コメント

こんばんは

お風呂、面白いですねぇ。
こんな風に使っていたんですか。
≪すのこの目から落ちた水は下に溜めて置き、人糞や尿を薄めて農作物への肥料に使うのです≫
ここに食いついてしまいましたが、ここに人糞や尿を入れたわけじゃないですもんね。
今、お風呂の残り湯を洗濯に使うように、昔は肥料に使ったんですね。
こんな隅々まで見られる本陣跡があるなんて、羨ましい限りです。

2017-01-23 21:16 | from 万見仙千代 | URL | Edit

万見仙千代さん

実は私も同じ部分に食いつく気持ちがあったのですが、うまく話を広げられなかったので流してしまいました(^_^;

この五料の茶屋本陣がある安中市松井田町には割と縁があるのに、ブログを始めるまで知らなかったんです。同じように長野県内でも中山道沿いに目立たないけど素敵な史跡があるんじゃないでしょうか。
見つけたらご紹介下さいね(^^)

2017-01-23 22:05 | from トカ太 | URL

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